小柳院長ブログ

夏の敏感肌が気になる人へ

昨日、医学書専門出版社の方に、

新刊の書籍や雑誌を頂戴しました。

ありがとうございますキラキラ


さっそく診察の合間に完読。
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写真中央の漆畑修先生著作

「敏感肌の診療」
に関連付けてブログしま〜す。
じつは「敏感肌」って医学用語ではありません。雑誌のタイトルとか、化粧品のキャッチコピーから流布したコトバなんです。
医学的定義がないということは、わたくしたち医師もそれぞれ、「敏感肌」のとらえ方が違う、、、というのも実情。
そんな中、漆畑先生は、あいまいな「敏感肌」を、5つの「疾患(医学的定義された病気ってことです)」に分類されました。
画期的!
①脂漏性皮膚炎
②成人ざ瘡(ニキビ)
③接触皮膚炎
④光線過敏症、光接触皮膚炎
⑤アトピー性皮膚炎
そう!「敏感肌」とは、これら5つの疾患が隠れている、もしくはその前段階、ということが多いんです。
ですから、その対策も単に何か塗っとけ〜とかではなく、「疾患の治療、もしくは予防」でなければならないのです!
調査によると、女性は7割、男性も3割が「自分は敏感肌だ」と思っておられるそうです。とくに女性の患者さんの中には「男の先生に相談しても分かってもらえなくて、、、」とご不満をお持ちの方も。

ところが、それではと「自称敏感肌」の方のお話をうかがってみると、ちょっと「対策がなってませんね〜」と申し上げたくなってしまいます。

・「夏は保湿しなくていい」と固く信じている方
・洗顔すればするほど、肌が磨かれていいと思っている方
・(上記の②の)ニキビになりやすい人は保湿はしてはいけないと頑なな方
・敏感肌で悩んでいるのに、睡眠時間の確保を怠ってる方、コンビニ弁当で日々を過ごしている方も多々見受けられます。
敏感肌にお悩みの方、自分でテキトーに解決しようとせず、ぜひアオハルクリニックにご相談ください!

まずは(当たり前ですが)規則正しい食事、正しい洗顔、十分な保湿、疲労を溜め込まない、以上の基本がとっても大事です。とくに十分な睡眠。肌は、寝ている間に細胞分裂してターンオーバーが進むのですから。
そういえばアオハルクリニックの新患の方々に伺いますと、2割以上の方々が「化粧品トラブルの経験がある」と回答されます。
そうです。化粧品選びや使い方も敏感肌にはキーポイントです。基礎化粧品を変えたり、正しい使い方を心がけるだけで、肌が健やかになった患者さんも数多くみてきました。
当院オリジナル化粧品は、ロート製薬製ですが、有効性に加えて安全性試験もかなり厳重に行ってもらっています。
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どうぞ、「敏感肌」を気にしておられる方はお気軽にご相談にいらしてください。

爪にぬる水虫治療薬 ルコナック®︎

わたくし、只今ヨーロッパ地球に出張中です。

アオハルでは、矢沢先生はじめ、スタッフ一同が皆さまをお待ちいたしております。
(4月19日 火曜日のみ臨時休診です)
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さて今月、
  つめ水虫(爪白癬・つめはくせん)
の新規外用治療薬が発売になります!
日本の製薬会社さんが開発した
ルコナック®︎
その発売記念講演会@帝国ホテルのもようをご報告します。
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これまでの爪白癬の治療薬(保険適用)と言えば、

経口(飲む)抗真菌薬(ラミシール、イトリゾール)だけでした。
しかし、肝障害などの副作用や、他のお薬との飲み合わせなどのために、ご高齢の方や持病のある方に使用できないケースがありました。
そんな中2014年秋に、初めて外用(ぬる)治療薬「クレナフィン®︎」が発売されました。
そして今年の4月、国内で2番目となる外用抗真菌薬 「ルコナック®︎」が発売されるというわけなの。
ルコナックの特徴は、
・強い「抗真菌薬活性」
国内で販売されている薬剤の中で、最強の抗真菌活性。「低MIC・低MCC (非常に低い濃度で真菌発育を阻止したり、殺菌したりできるということ) 」といいます。
・高い「ケラチン親和性」と「徐放性」、そして「爪への浸透性」
要するに、ぬった爪によく残って働いてくれます。
・薬価が、先発のクレナフィンよりお安い (クレナフィン¥5,900 → ルコナック¥3,492)
注意:全てのタイプの爪白癬を治癒させるわけではありません。
医師としては、期待できる新薬の発売はほんとうにうれしいものです。
水虫は、皮膚科専門医にご相談ください。
もちろん、わたくしも「日本皮膚科学会」認定の皮膚科専門医ですドア

キッズスキンミーティング

今夜は、

Tokyo キッズスキンミーティング
これは、文字通り皮膚科医と小児科医とのコラボ勉強会。
赤坂のインターコンチで開催だったので、アオハルからも近いし、疲れてたけど出席しましたパー
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アオハルで小児を診ることは、あまりありませんが、他の科の先生の違った視点のお話を伺うこは大変勉強になります。今回もがんばって参加した甲斐がありました。

宝石紫ひとつ目のお題は『小児のあざの治療』
講師は、あざ治療でものすごい症例数を誇る虎ノ門病院皮膚科の岸晶子先生

あざと一言で言っても、単純性血管腫・苺状血管腫・太田母斑・異所性蒙古斑・扁平母斑・先天性巨大色素性母斑など、さまざまで、組織や経過も異なります。
ただし、どのアザにおいても共通して言えることは、乳児期早期からレーザー等の治療を始めること。

理由は、
・成長ととにアザも拡大するのでその前に
・皮膚が薄いのでレーザーが効きやすい
・幼児期以降になると治療を怖がりあばれて治療を安全にできない
・将来悪性化が懸念されるアザもあり早期に除去をめざす
などで、生後2~3ヶ月から始めるんです。ご参考までに。
もちろん、成人になってからだと治療が効かないということではありませんので、ご心配な方はご相談ください。
宝石紫ふたつ目は 『アトピー性皮膚炎の痒みの治療と睡眠』

講師は、帝京大学小児科医教授の小林茂俊先生

アトピー性皮膚炎の患者さんは、睡眠中のかゆみで、睡眠障害を起こしてるケースが多くあります。
小林先生は、患者さんにActiWatch(腕時計型加速度計)を利き手ではない手首に装着してもらい、掻く行動と睡眠の深さについての研究をなさっているんです。
昼間は子供も勉強や遊びに集中して、掻くことを抑制できますが、夜間はまるで覚醒しているかのように全身を動かし掻きむしってしまってるんです。
親も一緒に寝てるわけではないし、一緒に寝ていたとしても熟睡していて子供の状況に気づいていないことも多いんです。
ここで、お薬選びが重要ですビックリマーク
痒み止めのお薬は一般に眠くなるということが知られていますが、眠くなる古いタイプの鎮静性抗ヒスタミン剤の方が、眠くならない新しいタイプの非鎮静性抗アレルギー剤より、夜間の掻破行動を抑制できないのではないかと小林先生は仰ってました。
眠くなる薬の方が、掻かずに眠れそうですが、実は違うんです。
また子供によっては鎮静性タイプの薬で痙攣を起こす可能性もあります。
鎮静性抗ヒスタミン剤は、インペアード・パフォーマンスと言って、昼間の行動にも影響するため、最初に選択すべきお薬ではないですね。
ご自分やお子さんの飲んでるお薬が気になる方は、ご相談ください。