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爪にぬる水虫治療薬 ルコナック®︎

わたくし、只今ヨーロッパ地球に出張中です。

アオハルでは、矢沢先生はじめ、スタッフ一同が皆さまをお待ちいたしております。
(4月19日 火曜日のみ臨時休診です)
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さて今月、
  つめ水虫(爪白癬・つめはくせん)
の新規外用治療薬が発売になります!
日本の製薬会社さんが開発した
ルコナック®︎
その発売記念講演会@帝国ホテルのもようをご報告します。
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これまでの爪白癬の治療薬(保険適用)と言えば、

経口(飲む)抗真菌薬(ラミシール、イトリゾール)だけでした。
しかし、肝障害などの副作用や、他のお薬との飲み合わせなどのために、ご高齢の方や持病のある方に使用できないケースがありました。
そんな中2014年秋に、初めて外用(ぬる)治療薬「クレナフィン®︎」が発売されました。
そして今年の4月、国内で2番目となる外用抗真菌薬 「ルコナック®︎」が発売されるというわけなの。
ルコナックの特徴は、
・強い「抗真菌薬活性」
国内で販売されている薬剤の中で、最強の抗真菌活性。「低MIC・低MCC (非常に低い濃度で真菌発育を阻止したり、殺菌したりできるということ) 」といいます。
・高い「ケラチン親和性」と「徐放性」、そして「爪への浸透性」
要するに、ぬった爪によく残って働いてくれます。
・薬価が、先発のクレナフィンよりお安い (クレナフィン¥5,900 → ルコナック¥3,492)
注意:全てのタイプの爪白癬を治癒させるわけではありません。
医師としては、期待できる新薬の発売はほんとうにうれしいものです。
水虫は、皮膚科専門医にご相談ください。
もちろん、わたくしも「日本皮膚科学会」認定の皮膚科専門医ですドア