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皮膚科学会総会(オンライン開催)

6月4日(木)〜6月7日(日)は皮膚科医最大イベント

第119回「日本皮膚科学会総会」でした。

 

完全ウェブ開催。

もちろん、明治以来の学会史で初めて

 

4日間にわたる巨大医学会

紙のプログラムは、こんなにでっかい😅

文庫本と比べてみて!

ほんと、電話帳ですよ。

それが、デジタルだと、これで済む😉👍

とにかく、Web開催は、とても便利‼️

診察室にいても、自宅のリビングにいても、どこででもPCやスマホで聴講できる。

 

超人気のセッションも、本来なら「立ち見」だけど、そんなこともなし。

 

ただし、堅い意志をもっていないと誘惑には負ける😉

超・偉い先生のご講義を、つい寝っころがって聴いちゃったり、

お菓子を食べながら聴いちゃったり、、😜

 

わたくしがどんな感じで聴講していたかはさておき

とくに印象深かったシンポジウムの紹介

 

「テクノロジーの発展、そして社会危機の中で変わる社会と医療」

シンポジウムのオーガナイザーは、あの

慶應大学教授 宮田裕章先生

 

オンラインコンテンツのスクショは固く禁じられてるので、紙の抄録で(これもダメ?😉)

こちら宮田先生のお写真は黒髪だけど、実際は「銀髪でレザージャケット」というお出立🤭

さいきんNewspicksはじめ、ネットメディアなどで「銀狼」のお姿を拝見する機会が増えてきました。

 

 

宮田先生たちのご議論

◾️日本のデジタル化は「どこの国よりも遅れている」と知るべき。その上で、これからどうすべきか。

◾️日本はたしかに10年ちょい前までは「進んだ国」だった。生活環境や衛生が整って快適だった。だから根本からデジタル化で「変える」必要に迫られなかった。

◾️個人情報の取り扱いひとつとっても、第二次大戦の戦勝国は「臨戦態勢!」「国家の安全の非常時!」で個人より国を優先するけど、日本は敗戦国として戦争放棄のスーパー民主国家になったことで、そうはならない

◾️それが今回のコロナ禍で、「デジタル化の遅れ」に象徴される「ひとむかし前は進んでいた社会」のあり方が、少しあだになってしまったのは、客観的事実。

◾️ここまで遅れた以上、逆に利点もある、それはデジタル化が進んだ諸外国それぞれのやり方のいいとこ取りができること。

日本以外のデジタル化は大別三通り

中国型 監視による治安の提供

アメリカ型 GAFAM

EU型 ちょっと日本寄り

 

◾️宮田先生

医療起点のデジタル化デザインなら国民の理解得られるんではないか

デジタル化の大きな壁は、とにかく個人情報の取り扱いの難しさ。だけど今回のコロナ禍でもみんなが分かったように、生命の危機を脱するためには、個人情報がぜったい必要!

しかも普段の平時から、健康状態の人々のふるまいをビッグデータとして集積しとかないと、いざ防疫というときに役に立たない。

医療でビッグデータの集積に成功させたい、そうすれば、さらに「平時からデータを集めておくこと」についての国民の理解や協力が得られるようになり、

食とか教育とか経済とかのデータドリブン化が、どんどんついて来るんじゃないか。

監視ではなく、多様な社会作りにこそ、データは役に立つということが、分かってもらえるんじゃないか。

データ×価値(Shared values)→Well-being

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「データドリブン」個々の医者も目指していく時代に入ってきてる!と感じました

もちろん、ていねいな議論と説明を重ねながら進めていくことですが。

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さてさて、最初に言い忘れました。

この総会、本来は京都の宝ケ池で開催だったの。

学会は勉強とともに大切なコミュニケーションのチャンスでもある。

ウェブ開催はほんとうに便利!

だけど、不完全燃焼😔😔

京都でお会いする予定だった皆さまとも会えず。

女医会も、もちろん中止。。。

 

そこで日曜日

皮膚科の女医友と一緒に、学会を聴講。

勉強の合間にオープンカフェランチ😋

 

ニューノーマルに早く慣れないといけませんね!