2023年02月10日(金) テーマ:雑誌・TV・ラジオ・Web
メディア露出3件の報告!
取材記事2つと、ひさびさのYouTubeを紹介させてください!
ぜひご覧ください🙇♀️
❶くちびるケアについての取材記事です
ESSE3月号

❷ハンドケアについての取材記事
https://www.festaria.jp/journal/column/535
❸ひさびさにYouTubeつくりました!
「飲む日焼け止め」についてです
https://youtu.be/gUpzwJxcx7s

右の写真は、スキーウエアのわたくしです!
YouTubeのチャンネル登録 お願いします!!
https://youtube.com/@ericokoyanagi4048
2023年01月12日(木) テーマ:私の好きな本
年始読書③ 美術館で出会った小説
昨年の12月の終わりのこと
丸の内の「三菱一号館美術館」に行きました。
Félix Vallotton – NOIR ET BLANC
『ヴァロットン 黒と白』 展
を観に行ったのです。

赤煉瓦の素敵な美術館ですよね〜。
なんで、今まで訪れる機会がなかったんだろ。

看板の柱も素敵、、

さて
ヴァロットンは、19世紀末にパリで活躍した画家で、木版画で高く評価されたの。
版画だから「白と黒」展なのですね。
三菱一号館美術館が、ヴァロットンの圧倒的なコレクターなの。すごうぃ〜💛
恥ずかしながら、正直まったく知らない画家だったのだけど、
この展覧会で、ほんとに好きになっちゃった!

かわいいけど、風刺画なの。
戦争や
デモ行進
そして男女の怪しい雰囲気を表現した作品シリーズ「アンティミテ(Intimités)」がなんともグッときてしまい
思わず売店でTシャツまで買っちゃった。

さらに〜売店で悩んだのが、
なんとヴァロットンが挿し絵を描いた小説があるというの。
それが、ジュール・ルナール『にんじん』

うううう
これは買いたい、、、
けど〜
なんと1976年の初版のまま重刷に重刷を重ねており、活字がちっちゃくて潰れてる。
さすが岩波書店様…..
でも、読んでみたい。。。
そしたら発見!
じゃじゃ〜ん
新潮文庫『にんじん』
平成26年の新訳版をゲット😆

活字もスッキリ!翻訳も読みやすい!
もちろん挿絵はヴァロットン。表紙のかわいいイラストにも、FVの署名。

にんじん🥕っていうタイトルもかわいい(じつは私、にんじん食べるの嫌いだけど、、笑)
おフランス🇫🇷の小説です!
てことは内容もかわいいのかな〜と思いきや
.
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想像を裏切る!?😅びっくりする短編集でした〜〜
恥ずかしながら、『にんじん』がどういう作品かも知らずに手にしたの。
まったく想像とは違った
けど引き込まれる〜〜
にんじんは主人公の少年の「あだな」なの。
にんじん君の生活と心の中を描いた、ルナールの自伝的小説
プチネタバレすると、母親からの精神的虐待を描いたお話なのです
子供って、経験がないだけで、精神も知能も大人と一緒なのですよね。わたしも子供のときずーっと勝手なこと考えたり想像したりしてたし、にんじんがすごく愛おしくなる。
(わたしは両親に溺愛されましたが、それはそれで後に苦労があります😉)
とにかく、美術館で思いもかけずいい小説に出会ったというお話でした‼️
2023年01月07日(土) テーマ:私の好きな本
年末年始読書②and星空
しーんと静まり返った久住高原
きれいな夕暮れ
読書にぴったりのシチュエーション

まさに夜の帳が下りてゆく

iPhoneで月と火星とオリオン座がきれいに撮れました😊

月といえば
読んだ本は
『月と六ペンス』
サマセット・モーム著
金原瑞人訳

1919年初版
帯に「歴史的大ベストセラー」とある。
読んで納得😳‼️
これぞ小説。とにかくすごいストーリーなの
サマセット・モームさま、天才というか、やばいでしょ。
ある超天才画家の生涯を「わたし」が語っていく。かれ(画家)がいる場所によって大きく3つの場面からなる物語です。
2つめの場面までは、何これキモイ!!と思いながらも、一気に読まされる。
3つめの場面ではテンポが変わって、結局どうなるわけ!?という調子になる。
登場人物の描き方が異常にうまい
とにかく引き込まれました〜。
タイトルの『月』も『六ペンス』も、いっさい登場しません。
モームがここに込めた意味は何だったのか、諸説あるけど「正解」はない。
訳者さんも後書きでちょろっと触れてはいるものの、読者それぞれの解釈に任せますってかんじ。
あ〜
正月から、脳が、傑作に浸れた
大大大満足です😊✨
お肌のほうは、温泉に浸りました〜〜
