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第74回読書ブログ ガルシア=マルケス絶筆『出会いはいつも八月』

🍉夏期休診のお知らせ🍉

8月17日(日)〜21日(木)

アオハルクリニックは夏休みをいただきます🙏🏻

お電話、LINE、メールも全てお休みします

この写真は、8月はじめに行った沖縄のビーチ🏖️

アマさん体験じゃないよ😆シュノーケリングをしたの🐠

上下ラッシュガード着込んで、帽子もかぶって

このいでたちですと、沖縄の珊瑚礁の海でも、手脚が傷付くこともなく安全です💪🏾

珊瑚の中のカラフルなお魚ちゃんたち、かわいかったな〜😍

 

 

さて夏の読書

文学界の巨匠 G・ガルシア=マルケスの絶筆

『出会いはいつも八月』

小説の巻頭に「はじめに」が2ページついてる。ガルシア=マルケスの息子さんたちからのメッセージ

この2ページで、泣きました😢

この小説は、ガルシア=マルケスの最後の作品で、ストーリーは完結しているものの、本人的には未完成で推敲のさなかだった

巨匠が“老い”という病と闘いながら命を燃やし尽くした、その経緯が冒頭に明かされます

 

そして、小説本編

未完と言われればそうなのかもしれませんが、すごく美しい小説です🏝️

46歳の女性が主人公。かっこいい夫と子どもが2人。満ち足りた日常

なのに、毎年8月の秘密の行動…..

この夏に、皆さまもぜひお読みになってみてください📕

 

ガルシア=マルケスといえば『百年の孤独』

まさに「完成」された小説。ドキュメンタリータッチの言葉の密林の中に編み込まれた、荒唐無稽なエピソードたち

高校生👧🏻の時に、ハードカバーで読んだな〜

懸命に話の筋を追おうとする真面目少女のわたくしを、ガルシア=マルケスおじさまはどーーーんと突き放しておきながら、尻もちついたわたくしの眼を覗き込み「で、そのあとのことなんだが」と語り続ける…..

本への、没入体験でした

最近、新潮さんがついに文庫本を出版してくれた。今わたくしの枕元にあります

うん十年ぶりに読みなおしてみよ〜っと😆