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毛穴、ニキビ、肌荒れ

年齢をあまり問わないお肌の悩みといえば

毛穴

ニキビ

肌荒れ

これらは、お若い方からミドルエイジの方まで、つねにご相談が多い悩み不動のワースト3です。

 

症例写真を見ていただきながら、治療のご説明をしましょう。

 

20代 女性のモニターさま

ニキビとニキビ跡、毛穴、そして肌荒れ。

 

症状①ニキビ

口の周り、アゴ、フェイスラインに

赤い炎症ニキビ(尋常性ざ瘡)が、複数見られます。

顔を上・中・下に3分割してみます。

下顔面にニキビが多いのは、いわゆる「大人ニキビ(成人後ざ瘡)」の特徴です。

(ちなみに「大人ニキビ」対して「思春期ニキビ」は、Tゾーンに多く見られます)

 

症状②ニキビ跡

赤や薄茶色のニキビ跡が見られます。

 

症状③毛穴

鼻、頬にかけて毛穴が目立っています。

俗称「イチゴ毛穴」。角栓形成と毛穴の開きで存在感があります。

角栓の成分の7割強が、硬いタンパク質なので、かりに洗顔でゴシゴシこすったとしても、取れるものではありません。

(そして、洗顔は、けっしてゴシゴシしてはいけません!)

 

症状④肌荒れ

鼻周りやあごのカサカサと皮剥け(落屑)があります。

残念ながら、間違ったスキンケアで角層が痛んでしまっている。

ニキビができますと、そこを「ゴシゴシ洗うべきだ!」「保湿をしてはいけない、乾燥させなければ、ニキビは治らない!!」と信じておられる方、結構いらっしゃいます。それは間違いです。

と思うとこんどは逆に、「乾燥するとニキビができやすい」とのお考えから、ベタベタするくらい保湿をしすぎておられる方も。。。たしかにニキビ薬はお肌を乾燥させるのですが、それを打ち消す勢いで保湿しすぎるパターンです。これも間違い。

 

繰り返しますが、洗顔でゴシゴシは禁止!ニキビの部分は、洗顔料を使って「優しく」洗顔します。

そして、保湿は、適切に!ようするに、「ニキビのない部分と同様に、普通に」行って下さい。

 

【治療】

5ヶ月間に7回治療を行いました。

 

最初の5回は、おもに角栓を除去し、ニキビの炎症と新生を抑え、肌の代謝を整える目的で以下の治療を行いました。

ケミカルピーリング
+

ビタミンB2B6とビタミンCのイオン導入

+

プラセンタパック

 

さらに残りの2回は、ニキビ跡改善とニキビ新生のさらなる抑制、毛穴の引き締めをはかり

上記の治療にフォトフェイシャルも併せて行いました。

 

ホームケアではアゼライン酸の外用、漢方薬の服用も行ってます。洗顔、保湿のスキンケアもしっかり行いました。

 

 

治療前 2021年7月

7回の治療後 2021年12月

 

ニキビやニキビ跡が減りました。

カサカサとくすみもとれて、

顔全体がブライトアップしました。

 

毛穴を拡大した写真ご覧ください。

治療前 2021年7月

 

7回の治療後 2021年12月

毛穴の角栓が取れ、面積も小さくなり、

存在感が減りました。

 

ニキビは慢性の皮膚疾患ですので、ケミカルピーリングとイオン導入を主軸に今後も定期的に治療を継続することをお勧めしております。

併せて、ホームケアの継続も大切です。

 

ニキビや普段のスキンケアに関しては、ネットなどで情報が氾濫してますね。

患者の皆さまが迷子になりがちです。

どうぞ、アオハルクリニックまでご相談にいらしてください。しっかりお導きいたします!

 

・自費診療

・治療費(すべて税込みで記載):

7回の治療費の合計¥223,300-

以下内訳

ケミカルピーリング+イオン導入+プラセンタパックの5回コース¥114,400-

ケミカルピーリング+イオン導入+初回のフォトフェイシャル+プラセンタパック¥45,100-

ケミカルピーリング+イオン導入+2回目以降のフォトフェイシャル+プラセンタパック¥63,800-

・副作用:ピーリング剤でのかゆみやひりつき、処置後のかさつき、フォトフェイシャルの痛み、処置後の赤みやカサブタなど

・問合せ先:アオハルクリニック 03-5786-1162

 

https://aohalclinic.jp/nayami/keana

ゴッホ展

『ゴッホ展』に行きました。

三島由紀夫の小説もそうだったけど、作品に触れる前から「絶対気持ちが暗くなるに決まってるから微妙だな〜」という気持ちで行きました😅

やっぱりゴッホといえば、画家として名声を得る前に心を病んで亡くなってしまった人ですし、彼の晩年のあの迫りくる特徴的なタッチの絵を見るたびに、わたくしの心もざわざわとするんだもん。

 

なのに、、、

やはり、観たくなる🤓

 

とはいえ、曇りや雨の日は避けたいなーと思っていたら、オンライン予約した日時は、晴れて気持ちのよい《美術館日より》となりました😎

よかった。

上野公園の中の、東京都美術館

完全予約制だったけど、やはりすごい人気で混雑していました。

 

ゴッホは27歳で画家となり、亡くなるまでの10年間に、2000点以上の作品を描いたそうです。

この事実にまず驚きました多作‼️

わたくし、こういう

「圧倒的ハードワーキングなクリエイター」

に弱いの。尊敬します。

なんか、目が覚めました😕わたしはクリエイターではないけど✊🏻ガンバロウ

 

さてさて、数はともあれ、肝心の作品たち。

今回は、個人美術収集家・ヘレーネさんが集めた作品たちの展示会でした。だから『ひまわり』🌻はありません。

ゴッホ初期の素描から、晩年の作品まで70点あまりが年代順に展示されていました。

スーパー天才デッサン力がそのまま伝わってくる素描画はすばらしい。大好き。

そしてゴッホも、その時代の流行の点描画法や、明るい色彩などにもチャレンジした足跡が分かりました。

「売る気」は、ちゃんとあったんだ。

そこも大変興味深かったです。

 

そして、いよいよ南仏時代。病になってからの作品たち、、、

やっぱり

晩年の油絵は

なんか

 

すごかったです😭

 

ゴッホを支え続けた弟テオさんも、ゴッホの死後にすぐ亡くなってたのね。これにも衝撃を受けた。。。

 

看板とわたくしの写真😆笑

 

ところで、、、ごめんなさい!

わたくしがブログを書くのがいつもリアルタイムじゃなくて。

ゴッホ展は12月12日でもう終わっております。

てへっ😛

コロナ明けたら、オランダの「クレラー・ミュラ美術館」に、観に行ってください🇳🇱😆

 

 

 

↓↓↓登録よろしくお願いします🤲

https://youtu.be/n55aNXHZ49g

 

 

 

小説『金閣寺』美しさを封じ込める

11月の中旬、金閣寺に行きました!

ちょうど紅葉のはじまりのころ

秋晴れのもと、金閣寺があまりにも美しく、「時よ止まれ〜!」と思っちゃうほど

 

写真を撮りまくりました😍

自分もちゃっかり同じフレームに入る😄

 

金閣寺は、修学旅行やら京都で学会の時やら、過去にも訪れたことはありますが、

 

なぜか今回は猛烈に心惹かれ、、、

 

 

東京にもどってからも金閣寺が忘れられなくて

「金閣寺を読みたい!」という気持ちになりました。

そう、昭和25年の金閣寺放火事件のことをね。

水上勉を読むか、三島由紀夫を読むか、、、

 

迷いましたが、アマゾンで水上勉の文庫本を探しても、値段の高い中古しかなかったので😅、

今回は三島由紀夫の『金閣寺』にしました。

 

休日に、ペニンシュラホテルの超お得なプランで、引きこもって読みました😌

皇居や日比谷公園一望の素敵なお部屋💕

しかも名物のマンゴープリンをいただきながら

至福〜😍

 

でも!

読んでるのは、三島由紀夫の『金閣寺』です。

ぜったい読みながら暗くなるから、明るいホテルで読んでよかった〜😆

 

『金閣寺』は、昭和25年に実際に起きた金閣寺放火焼失事件のお話

そして放火犯である、当時金閣寺に住みこみしておられた見習い学生僧侶さん

を描いたドキュメンタリー

ではなく、三島さんのフィクションなんです。

見習い僧侶さんの、

異様で

未熟で

不安定な

心の動きを細かく表現した小説。

ストーリーを追うというよりは、一描写一描写を噛み締めるという読み方が良いのかな。

終始、生まれ育った環境や、吃音症とを心の陰影に結びつけようとして書いてるの。そして登場する師や友人によって修飾されて、見習いさんの人生を負の方向に導く構成。

しかも「あくまでフィクション」ね。

うわ〜暗くなる〜、やめて〜😫

 

そしてキーワードは「美」!

仕事がら「美」について四六時中考えてるわたくしにとっては、やっぱり読まないわけにはいけない小説だったわ。

ブログの冒頭に「時よ止まれ!」と書きましたが、美しさははかなく、すぐに消えて無くなるから美しいし、自分にないから欲しいし、ねたましいものにもなる。

この小僧さんは逆に金閣寺の悠久の「美」に翻弄されて、破滅へ向かう。。

 

わたくしは自分のインスタやブログに、

食べてなくなっちゃう美しい料理やかわいいお菓子、

きれいな景色、

お気に入りのファビュラスな服や靴を

写真に撮ってアップして、そこに閉じ込めるのが好きです。

さらに、今の自分のことも撮って閉じ込める。

それで自分のものになったと錯覚して満足する。執着はそこで途絶える。

 

 

こうやって冷静に書くと笑っちゃうけど、通り過ぎる「美」を遊べるわたくしは幸せなんだわよね。

 

未来永劫まで続く「美」を畏れ多くて自分に投影したりしないから。

この見習いさんにiPhoneがあっても遊べなかったわよね。。。

 

あ、そうそうわたくしこの小説で1ページだけドッグイアしたの。表現が気に入って。

「熟練した美」

内反足の柏木が尺八を奏でるくだりで出てくるフレーズなの。取っておきたいフレーズかな😊

 

な〜んて、べつに三島由紀夫ファンではないけど、やっぱり小説読むとあれやこれや考えてやっぱり面白いわ😆

 

いつか水上勉の『金閣炎上』も読んでみたいです😉 こちらはルポルタージュよね。

 

 

さて、今日もアオハルの下では、キラキラのけやき坂を写真に閉じ込めようとたくさんの人が集まってます✨

 

 

 

 

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