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お知らせ 価格改定などについて

アオハル雑誌掲載のお知らせ

2誌に取り上げていただきました

ESSE4月号

「更年期のお悩み・肌のたるみリカバリー術」

小柳衣吏子解説いたしております。ぜひお読みください🤗

25ans ヴァンサンカン5月号

ファッション誌に取り上げていただきうれしいのです🤲励みになります😊

 

【価格改定について】

4月から一部の治療費などを改定いたしました。

とくに、開院以来これまで他院さんよりあえて抑えてきた初診料と主要治療の初回治療費を、上げました。

いつもアオハルに通ってくださってるみなさまには、直接関係ないお話しですが、

この値上げは、患者様にも、美容治療に真剣に取り組んでいただきたいという、私たちの意思の表明です。

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最近はアオハルにも、「初回治療が安いんで受けに来ましたー!」という方が急に増えました。

アオハルでは、はじめて受診される皆さまに、

・顔の皮膚の画像解析

・専門医による診断

・今後の治療計画の立案

を行います。

お肌状態をわたくしたち専門医が診断し、治療方針をわたくしから一緒懸命ご説明し、ナースも熱心にご対応しても、

「他院より安い初回治療を受けに来ただけで、アオハルで聞いた治療は他院でやるからいいです」

とおっしゃる。。。

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アオハルが開院した2008年当時は、「美容皮膚科」が今ほど社会に馴染みがなかった。

当時は、ご来院の皆さまがあまりにも緊張してご不安そうにお越しになるため、

美容皮膚科の治療を多くの方に安心して信用して受けてほしいという思いから、初診料や初回治療費をおさえた価格にしたのです。

さらに「多くの方に適応のある主要な治療」についても、

初回の治療費は、かなりおさえた価格でご提供してまいりました。

・レーザーフェイシャル

・フォトフェイシャル など

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そして最近は、SNSやメディアのチカラもあって、美容皮膚科がかなり皆さまの生活に浸透しました。

美容皮膚科クリニックの数も増えました。なかには医大を出てすぐに開業する先生や、他の科の「ついでに」レーザー買って美容皮膚科を標ぼうする先生もおられるほどです。

美容皮膚科が世の中に受け入れられるようになったのはとてもうれしいことですが、

一方では「手軽になりすぎ」な感じもあります。

「安価な治療」だけを、手当たり次第に受けに行く方も増えたように思いますし、そういう方々を「さばいているだけ」のクリニックも増えている。「新米」や「ついで」の先生方は、そもそも診断もなさらないそうですね。

さらに間違った情報も多く流布していまして、

エビデンスがないのに、元を正せばどこかの「自称医療者」や「自称美容家」が、私腹を肥やすために流行らせたものばかり。

こういうのがSNSで、「流行ってる治療」としてハバをきかせている。

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わたくしたちも、とってもストレスに感じます。何よりも、その方自身がとても損をしていると思うからです。

治療計画に乗って、きちんとふさわしい薬や適切な強さのレーザーなどで数回続けないと、ゴールには届かない。

同じレーザーでも、パワー設定で結果はぜんぜん違うのですよ。

行き当たりばったりで適当に流行りの治療を受けるのは、時間もお金ももったいないと思います。

ということで、私たちも悩みに悩みまして、みんなでよく検討した結果、

初診料と初回治療費の値上げに踏み切った次第です。

 

【キャンセルポリシーについて】

次は、すでにアオハルを利用してくださっているみなさまにもお願いです。

このたび、キャンセルポリシーも改定いたしました。

「当日のキャンセル料」を値上げいたします。

ご来院の皆さまのご予約は、スタッフ、部屋、治療機器、薬剤などの確保と準備を要しております。

直前のキャンセルや無断キャンセルは極力ご遠慮ください。

また受付スタッフに「仕事なんだから仕方ないでしょ!」とか「病気なのにキャンセル料請求っておかしい!」など語気を荒げてキャンセル料の支払いをなさらない方もいらっしゃいますが、

どうか、ご自分が逆の立場になった時のことをお考えください。

今回のキャンセルポリシーは、少し強めの文章に変えました。長年の苦しみの末の結果です。

 

昨今のインフレの影響でわたくしたちも少しも無駄はできません。是非ともご協力をお願いいたします。

いつもお約束通りにお越しくださっている皆さまには、本当に感謝です🙇‍♀️

 

乗馬と、読書ブログ#67『代表的日本人』

大好き読書ブログ📖です。今回は、

『代表的日本人』内村鑑三

日本語訳:齋藤慎子

日本人の内村鑑三さんが書いた本の日本語訳ってどういうこと〜?って思ったの😄

じつは、原文が英語なんですよね。

120年くらい前の1900年ころ。

日本が、いかにすばらしい文化や精神がある国かということを、欧米にプレゼンしなくちゃいけなくて、

明治政府が育て上げた超エリート日本人さんたちが、英語で書き下ろした。

つまり、そもそもが日本国民を読者として想定していないのね。

そういう「発信」本のとくに有名な3作品が、

◼︎1900年新渡戸稲造『Bushido:The Soul of Japan(武士道)』

◼︎1906年岡倉天心『The Book of Tea(茶の本)』

◼︎1908年内村鑑三『Representative Men of Japan(代表的日本人)』

1853年のペリー来航を機に日本は250年の鎖国から開国しましたが、

とはいえ欧米からしたら、すっごく遠くの、よくわからない国。

(いまでも、日本がどこにあるのか地図で正しく指せるアメリカ人は思ったより多くないと言われてますね)

というのも、日本を植民地にできてなかったから。徹底調査ができなかったのね。

そもそも1867年、日本が倒幕からの明治維新に突き進んだのも、このままだとわれわれも米欧の植民地にされちゃうという危機感があったからだそうですよね。

当時は、誇張でもなんでもなく、東アジア・東南アジアのほとんどの国が、欧米の植民地とされていた。中国(清)も、1840年前後のアヘン戦争以降、列強にやられつばなし。。。

しかし日本だけは、せっかく黒船パワパラで開国させたのに、そこから一気に占領しちゃうってことはできなかった。

その後も手が出せないばかりでなく、たった50年ほどであれよあれよという間に近代化→日清戦争や日露戦争に勝利→そして、列強国に並んでしまいます。

すごいぞ日本。

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とはいえ、日本は世界に「一等国です」とアピールし続ける必要があった。パワハラ不平等条約は1900年ころに改訂してもらえたけど、とにかく世界は帝国主義大ブーム中。、

ポッと出の野蛮な未開の国とナメられれば、いつでも大軍を送られるおそれもあつた。

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てことで、内村さんたちの「日本プレゼン3部作」などは、言わば日本を防衛するための戦略PRの一環。

〈他の国とはわけが違います。日本を占領しようなんて考えたら、ひどい目に合わせてあげますよ〉

というのも、この本に挙げた5人は超・優れていますが、いうても『代表的』日本人。『特別な』日本人ではない。

あのね、日本人ってのはフツーにこういう感じなんですけど、それでもあんたら、日本にケンカ売ります?

ということですよね….. 強い。

.

内村鑑三さんは、5人の日本人を紹介しています。

・西郷隆盛

・上杉鷹山

・二宮尊徳

・中江藤樹

・日蓮上人

生きた時代も思想もぜんぜん違う5人ですが、本当に素晴らしいリーダーであったということが共通項。

私利私欲のないひとたち。

「代表的」どころか、超〜理想の日本人。

心から誇りに思います。

ほんとうに本書を読めてよかった。しかも「現代語訳」がとっても読みやすい!

飛行機の中で読みながら、感動しました。

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ふと、その飛行機の窓に目を移すと😉

福岡の港が夕陽に輝いている✨

日本は、美しい!

矢印→にご注目ください。

「海の中道」の西戸崎(さいとざき)

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ここに乗馬クラブがあるの!

乗馬レッスン、細々とですが、続けております。

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乗馬スタイルといえば、キュロットと長靴

お気に入りを買いそろえ、かっこうだけは一人前でしょ😆

丸顔にはメット⛑️が似合わないな〜😅

馬から降りたらすぐメット脱ぐの!

馬場の奥は、博多湾🌊なの

とっても気持ちよく乗馬の練習ができるところです

むっちゃくちゃ下半身鍛えられるし

カロリー消費半端ない。

スキーシーズンも終わったし、この春は乗馬教室にちゃんと通おう🙋‍♀️

 

 

これからのレジャーシーズン

日焼け止め、たっぷりおぬりください☀️

アオハルの日焼け止めは超高機能なのにお手頃だと大変評判です😊

https://aohal365.com/

『落下の解剖学』@福岡

お彼岸の中日

お墓参りで福岡に帰りました

両親と、早世した2番目の姉

墓前にてお線香を立てて、現況報告等🙏

各ご先祖さまにもお線香と合掌礼拝

パーソナル墓(なんなら胸像つき)がある先祖たちのおかげで、

うちはかなりお墓がおおい☺️

 

青空のきれいなお彼岸中日でした!

🌸もちらほら咲き始めてました

お墓参りの後は気分もスッキリ

夕方からは福岡市内で映画を観ることにしました

行ったのは、単館系の

kino cinema 天神(警固のカイタックスクエア)

高校時代、友達と単館系の映画館に行くの好きだったな〜。

その中に「KINO」という名前のとこもあったけど、

このkino cinemaはまったく別物。映画ビジネスにご熱心な木下グループさんの映画館。

「kino(ドイツ語で「映画館」)」に「木下」をかけたのね。

 

スタッフさんに伺ったけど、わたしたちの行っていたKINOのほうは、とっくの昔になくなってしまったようです

でも、映画好きだった中高生時代を思い出し、郷愁に駆られました。

 

さて、今回観たのは、話題の

『落下の解剖学』

2時間32分の長い作品だけど、

アカデミー賞🏆脚本賞カンヌのパルムドールを受賞しただけあって、

まったく退屈せず

俳優たちの発する言葉に完全集中の2時間半でした!

 

3人+1匹の家族のお話

ドイツ人の妻は人気作家

フランス人の夫は、作家になりきれず、いやいや教師をしている

そして、幼児期の事故で視覚障がいを負う11歳の息子

その子を補助する犬🐕

 

ある日、夫が家の前で頭から血を流して死んでる

3階の窓から落ちたらしい

さてこれは、殺人か自殺か事故か、、、、

いまいち証拠不十分の中、妻が殺人容疑で起訴され、夫の落下事件を「解剖」してゆく裁判が始まるの。

人気女流作家のスキャンダルに全仏が騒然となる

 

運命で結ばれた家族でも、裁判では、それぞれが独立した一個人であることが暴露されていきます

それぞれにとっての【真実】は違うの

とくに夫婦の関係についてのくだりは、本当におもしろかった😏

 

原作小説も読みたいな〜と思ったら、オリジナル脚本でした。

最近は映画もドラマも、原作をもとに脚本化した作品が多いですが、

はなから脚本として書き下ろされると、言葉のつむぎ方も違ってくるものなのかしら。

 

フランスで100万人を動員したという本作品。

「理想」の家族なんて、たぶん、どこにもない。

そのことを、みんなわかっているようで、でもついつい忘れてしまって

「ウチの夫(妻、子ども)だけ、なんでこんなに分かってくれない⁉️」といがみ合う

 

いくら家族だからって、人と人は、コンピュータがデータをコピペするのと違って、まるっと正しく理解するなんて絶対むり。

その真理を、改めて描いているように思う

 

おすすめの映画です❕