2015年05月31日(日) テーマ:美容皮膚科アオハルクリニック治療
まつ毛を濃くするお薬
横浜での日本皮膚科学会総会に引き続き、
ぴゅ~っと

福岡へ移動して、
土日は抗加齢医学会総会に参加~。
この学会では、小柳衣吏子、
スピーカーのお仕事をがんばりました

昨年厚労省の承認を取得した、日本で唯一の「睫毛(まつ毛)貧毛症」治療薬
グラッシュビスタ
についてお話申し上げました。
緊張も重なり、ノドがカラカラ~

演台にお水は用意いただいてましたが、本番中にグイッと飲むのは、、、まだまだ私、そこまで太くなかった、、、。
このお薬は、何度が当ブログでもご紹介いたしました。
まつ毛を太く、長く、濃くするお薬。
昨年、この「国内承認品グラッシュビスタ」が登場する前は、医師個人輸入のラティースや、緑内障点眼薬のルミガンが、代替品として認められて来ました。
がしかし❗️承認品が出たからには、今後、国内で使用が認められるのはグラッシュビスタのみです。
たとえば、承認品と違うお薬によって副作用が出ても、国の被害者救済制度の対象になりません。
薄まつ毛の治療の際は、ご自身の安全と適正使用のために、グラッシュビスタを扱う医師を受診ください!
さあ、一通り講演が終わり、会場の先生方と質疑応答タイム。
尊敬申し上げる順天堂大学泌尿器科教授の堀江重郎先生にもご質問頂きました。ありがとうございました!
ふ~、金土日と学会ざんまいで、しかもスピーカーのお仕事もありで、さすがに疲れました~
がんばった自分へのご褒美に、切り花購入

今日は、ゴージャスに、蘭で~す。
綺麗すぎるから写真でおすそ分け

2015年05月30日(土) テーマ:ブログ
順天堂大学最強
今週末は、学会がめじろ押し❗️
私の所属する日本皮膚科学会総会(横浜)と日本抗加齢医学会総会(福岡)が同時開催。
加えて、
日本麻酔科学会(神戸)や、
日本消化器内視鏡総会(名古屋)も、、、
今週末は、あちらこちらの病院やクリニックで、休診のDr.が多いのでは?
よりによって同じ週に大きな学会を、しかも全国バラバラにあてなくってもね。
2つ3つかけもちのDr.には、超不便。
ブツブツ言っても始まらないので、とりあえず昨日、横浜で開催の日本皮膚科学会へ行きました。
今日は、ロート医学研究基金授賞の先生のご講演や、最新のアトピー性皮膚炎研究のご講演を聴講。
順天堂大学の恩師にもお会いできました。
先生は大学の発展にも尽力しておられ、最近の順天堂大学の良いお話をたくさんしてくださいました。
その一つが、これ↓↓
アジアの大学ランキングで
順天堂大学が、63位なんですが、
なんとこれ、日本の私学では1位なの❗️
(次いで、早大64位、慶大72位)。
英国のThe Times Higher Educationが毎年発表する、権威あるランキングです。
順大OBとしては、うれしい限り

医師国家試験の合格率も100%に近く、これまた私学医大では1位だそうです。
どうして、こういうことをブログしてるかと申しますと、
よく患者さんに
「子供を医学部に入れたいのだけど、どこを目標にさせるべきかしら?」
とご相談いただくからです。
はい、順天堂大学を目指してくださ~い
併せて、「どうやったら、子供が勉強するようになるかしら?」とお尋ねいただきますが、それは存じません

さてランキングの話に戻ると、
アジア1位は、東京大学。
だけどこれが世界ランクとなると、東大は23位、ちょっぴり残念、、、
世界1位はCal Tech、2位はHarvard 。
そんなとこ、どうやったら行けるんだろう?私が聞きたい(笑)。
まずは何事も、
いったん選択肢の幅をすごーく拡げて、
目指すべき場所を知り、
そして一心不乱に集中、
かな?
2015年05月27日(水) テーマ:美容皮膚科アオハルクリニック治療
十味敗毒湯 (桜皮配合)〜 女性のアダルトニキビ〜
先週の木曜日、漢方セミナーに参加しました
いま、本邦で保険診療使用できる漢方製薬会社さんは、
ツムラさん(シェア8割)
クラシエさん(シェア1割)
オースギさん、コタローさん、などです。
今回は、クラシエさん主催のセミナーでした。
漢方の講座がある大学医学部はほとんどありません。しかし、実際の診療では漢方で治したいという患者さんは結構多い。
なので、医者になってから自分で勉強しています。
今日は女性のアダルトニキビに効果が高い
桜皮 配合の 十味敗毒湯
についてブログします。
江戸時代に華岡青洲先生が毒素を排出させるために作ったのが始まり。
その際、排膿効果の高い山桜の樹皮(桜皮)を配合。この時のネーミングは、十味敗毒「散」。
その後、浅田宗伯先生が、華岡処方の山桜のかわりにクヌギの樹皮を使って十味敗毒「湯」を作ります。
この流れから現在は、華岡青洲処方(クラシエさん)と浅田宗伯処方(ツムラさん)の2種類の十味敗毒湯があります。
適応疾患はともに、化膿性皮膚疾患です。ざ瘡、アトピー性皮膚炎、酒さ、脂漏性皮膚炎など。
このうちざ瘡(ニキビ)に話をしぼりますと、「桜皮配合」の十味敗毒は女性のアダルトニキビに有効性が高いと考えられています。
といいますのも、、、
ニキビの成因の一つに「テストステロン(男性ホルモン)による皮脂分泌亢進」があります(女性にもしっかり分泌があるの)。
そのテストステロンに拮抗して皮脂分泌を抑制するのがエストロゲン(女性ホルモン)。
で、桜皮には、皮膚のエストロゲン産生作用があると推定されており、荊芥や甘草などのアクネ菌(ニキビ菌)への抗菌作用とともに、女性のニキビに効くと考えられている、というわけなのです。
漢方は患者さんの「証(しょう)」に合ったものを選ぶのが難しいのですが、十味敗毒湯の良いところは、胃腸虚弱が強い方でなければ、あまり証を選ばず使えるということです。
漢方にご関心を持たれた方も、ぜひご相談くださいませ