2025年12月14日(日) テーマ:美容皮膚科アオハルクリニック治療
シミとり、ホクロ取り、顔全体のアンチエイジング
いよいよ年末年始ですね
この時期、シミやホクロなどのレーザー治療のご依頼が大変多くなります。
おやすみの間に、どこまで治すか?そして年が明けたら、いつ、どこまで治すか?
最初に、治療経過とゴールをイメージするとよいです
下記の例を参考になさってください😊
40代男性
治療前と治療およそ1年後の写真です✨

①シミ取り
②ホクロ取り
③顔全体のアンチエイジング
の治療をしました
順番にご説明しますので、ぜひ「時間の経過」にご注目のうえ、年末年始のお休みの活用、さらには来年の治療スケジュールの戦略を練ってください
①シミ取り
症例のシミは、日光性色素斑(老人性色素斑)です。
長年の紫外線の蓄積によるシミで、年齢とともに濃く大きくなります。症例の男性はアウトドアスポーツなどの趣味により、平均よりシミが目立っています
アオハルでは、シミ治療のゴールデンスタンダードであるQスイッチルビーレーザーで治療します。とくに当院では厚生労働省の認証機を使用しております
治療は少し痛いので、局所をクーリングしながらレーザーを照射します。所要時間は15分くらいです。ヒリヒリしますが、3時間くらいで治まります。
4~5日間、ステロイド軟膏を塗ってお過しいただきます

治療部位は、翌日には薄い痂疲になります。1~2週間で痂疲ははがれ、シミのない新しい皮膚が顔を出します。
・治療費:Qルビーレーザー1照射2,200円 この症例の場合左半顔で110ショット照射で220,000円
・起こりうる副作用:炎症後色素沈着は5割程度の方に起きますが、平均4か月くらいで消えてきれいになります。ごくまれに脱色素斑や、1度でシミが取れないこ都などがあります
②ホクロ取り
ホクロは、シミよりも皮膚の深いところまで占めているので、しっかり組織を蒸散させてなくすCO2(炭酸ガス)レーザーを用います
アオハルでは厚生労働省の認証機を使用しています

細い針で局所麻酔の注射をし、写真のようにレーザーでホクロをすっぽり除去します。処置中も処置後も痛みはありません
10日~2週間程度小さなゲル状のパッチを貼り変えながら生活いただきます。するとピンク色の新しい皮膚が誕生し、数カ月で周辺の肌色になじんでいきます


・治療費:大きさによって異なります。この症例の場合、ホクロ3つ。一つは5㎜大で、27,500円。二つは3㎜大で16,500×2で、33,000円。総額60,500円でした
・起こりうる副作用:しばらく赤い凹みは続きますが、数カ月で目立たなくなります。体質によっては瘢痕形成し、隆起することがあります。その場合ステロイド外用が必要になります。まれに再発します
③顔全体のケア
お顔の印象を、清潔で若々しく見せるため、レーザーフェイシャルを行いました。
ロングパルスアレキサンドライトレーザーを顔全体に照射する治療です。ヒゲやムダ毛が脱毛され、肌のくすみもとれて、ハリや弾力も出でます。アオハルではこちらのレーザーも厚生労働省の承認機を用いております

・治療費:レーザーフェイシャル1回39,600円 この症例は4回おこなっており、39,600×4で、158,400円です
・起こりうる副作用:まれに赤い腫れや毛嚢炎やかゆみなど
すべての治療費を足すと、1年間で438,900円でした。右頬のシミ取りやホクロ取りなども進行中で、レーザーフェイシャルは今後も継続の予定です。
また時々経過をブログします
治療に関するお問い合わせは、アオハルクリニックまでお願いいたします

2025年11月30日(日) テーマ:トラベル
バンコク出張 美容とアンチエイジング医学コングレス
先週、タイ🇹🇭に行ってきました

AMWC (Aesthetic & Anti-Aging Medicine World Congress) South East Asia 2025
美容とアンチエイジング医学の世界組織の、東南アジア大会です
ひっさびさの弾丸出張✈️でした
水曜日の診療を終えて羽田に向かい、JAL深夜便に乗り、機中泊
木曜の早朝5時半ころ、タイに入国
そのままバンコク市内に移動し、木・金とコングレスに参加!
40代はしょっちゅうこういう弾丸海外渡航してたけど、最近はだいぶ守りに入っていた
やってみたら、まだまだいけた!わたくし、体力ありますね😄

大会には世界中のドクターがわっさわさ参加しておられて、たいそう活気がありました
そもそもバンコクが観光地として超・人気であるうえ、タイが国を挙げて「医療ツーリズム」を戦略的に推進しているというのもあります
講演もたいへん充実していました。なかでもとくに面白かったのが、フランスのドクターが「幹細胞培養上清」などによる再生医療を超熱く語る講演。それと、レーザーおたくを極めた東欧のドクターのお話

かなりいろいろ勉強できたので、今後の診療に活かします
とうぜんメーカーさんもこのバンコク大会に注力していて、美容医療材料やレーザー機器などの企業展示は驚くほど多かったです。ただ残念ながら、日本のメーカーさんは1社しか見つけられなかったけど、参加しなくて大丈夫なのかしら。日本国内需要で満足しておられるのかな
タイのドクターたちは、英語をペラペラ話します。「医療ツーリズム」戦略で海外の富裕層がメインターゲットだから、英語ができないのは診療施術ができないのと同じくらいダメなんですって
国内マーケットがそんなに大きくなかったから、おもいきってインバウンド医療に全振りしてきて、カタチになってきている
じつは日本政府もかつて「医療ツーリズムでハイエンドのインバウンドを獲得する」とぶち上げかかっていたのだけど、結局は旅行産業さんの声が優先されて、
「この機にグローバルレベルの医療サービスを充実」ではなく、「既存の観光資源を格安で切り売りするツーリズム」にしかなりませんでした
シカを蹴るような方々から「安くておトクな観光地」と見下されてるのは、ちょっとくやしいですね
話がちょっとそれますが、バンコクは昨今、日本の超富裕層の方々にとっても人気移住先のひとつだそうです。
むかしのバンコクしかご存じない方には、「え?バンコクってそこまでいい都市かなあ?」と意外に思われるかもしれません
私はこのAMWCアジア大会のおかげでちょくちょくバンコクを訪れていますが、来るたびに食事も文化もぐんぐんレベルアップしていくのを実感します
ただし物価の上昇もすごい(しかも日本円低落とのダブルパンチ)。いまや、バンコク都心より東京のほうが物価安いんじゃないかな。ほんとに「安くておトクな観光地」はもう日本にまかせとくわって感じになっちゃってる
じつはアオハルクリニックもここ2年ほど、旅行で東京に滞在中の外国人の方からのご予約が増えたのですが、とてもありがたいことに「ハイエンドの施術」を求めていただいております
さすがに「アオハルのために東京まで来た」という方はまだおられませんが、どうやら「TOKYOに行ったらAOHALに寄るといい」という口コミは、ふえてるみたいなの
でも~英語で診察するのは、いつもの3倍くらい疲れます。しかしバンコクのドクターたちを見習って、もうちょっとがんばらなくっちゃ!と思いました

土・日はゴルフや観光もして、帰路は月曜の午前発→羽田に夕方着でした。まったく疲れも残らず、火曜日から元気に仕事しております!

虎さんを、なでなで〜
わたくしそうとうビビっててます😆

2025年11月19日(水) テーマ:小柳院長ブログ
第89回日本皮膚科学会 東京支部学術大会
勉強の秋です!🤓
週末は、皮膚科学会の東京支部大会でした
土曜日はアオハルクリニックの診療があるので、スキマ時間にオンラインでちょこちょこ聴講
そして日曜日は、学会会場へ行ってきました
やっぱり会場に行く方が集中力も高まるし、お世話になってる先生方や友人たちに会えて、うれしい😊

長年「臨床の現場」にいるわたくし
皮膚科学の「基礎研究」のご講演を聴くと、すごく興奮します
研究室ではどんどん新知見が生まれてる
「かゆみ」や「アトピー性皮膚炎」の分野の研究は、まさに日進月歩なの。聴講必須🤨
新しい薬も、どんどん発売されてる。さらには、これまで皮膚科医の常識と思われていたことが覆されてるケースもあります
学会に行くとほんと毎回発見が多いの
勉強したことは、皆さまの診察時に役立てます❗️
さて今日のブログでは、「COVID-19パンデミックの総括」の講演でうかがったお話から、少しお伝えします。
順天堂大学浦安病院呼吸器内科の佐々木信一先生によりますと、、、
新型コロナウィルスの主たる感染ルートは「エアロゾル感染」つまり空気感染がほとんどで、接触感染はなかった😳
とにかく感染予防対策は、マスク😷と換気。これだけがポイントだった。
あれだけ手指や食卓などをアルコール消毒したり、感染者の出た部屋をクリーニングしたりしましたが、それらはどうやら不要だったと、、、
もちろん未知のウイルスでしたので、とても恐れたのは当然のことでしたが、、、嘘でしょ⁉️って感じですね
そして弱毒化も進んだ
最初の株から、アルファ株→デルタ株の辺りまでは、人の肺を一気に真っ白にするくらい恐ろしい力があったが、オミクロンから一気に弱くなり、いま現在の株に至ってはかなり弱毒
そして超・最新のトピックは、
10月22日の英科学誌ネイチャーオンライン版に掲載されたコロナワクチンのこと
米国・テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが、「新型コロナワクチン(mRNAワクチン)が、癌治療の免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める可能性がある」と報告したの!
ファイザーやモデルナのコロナワクチンを接種した肺がん患者と悪性黒色腫患者の生存期間が、優位に延びたという驚きの内容
マウスでも追試されて証明されてる
なんとCOVID-19パンデミックが癌治療に光を当てたかも!?という、すごい話題でした💡

グローバル化した世界。これからも何らかのパンデミックは起こると考えられているようですが、今回の人類の経験が次に役立つといいですね🤔
学会からの帰り際に自撮り🤣
学会会場では熱中のあまり、クリニックのSNSなどに提供する写真を撮り忘れたの〜
「これ一枚だけですか!?」とスタッフたちに叱られる〜なかなか大変です〜😅
